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新シリーズHGAUC?

HJ201004 2010年2月25日発売の月刊ホビージャパン4月号で突如発表されたHGシリーズの新展開。
当初はHGAUC(High Grade Across the Universal Century)という新シリーズが開始される のかと思われたが、どうやらHGAUCというのは、新シリーズ名ではないらしい。
第一弾とアナウンスされたガンダムXのパッケージ画は、おなじみのHGのロゴの下に AFTER WARとクレジットされている。つまり、これまでの慣例からするとHGAW シリーズ001番となるわけだ……が、そうでもないようだ。
ここでHGAUC(High Grade Across the Universal Century)A(Across)が意味を持ってくる。
いままでのHGUCを越えてor含めた全体でといったニュアンスだろうか。


現時点での推測としては、今までひとつのシリーズとして存在していたHGUCが、 ひとつ下に置かれることになるらしい。
つまりHGシリーズのカテゴリのひとつとしてHGUCが存在するという考え方だ。
そうすることによって、たまたま108番まで続いてきたのはHGのなかのUniversal Century であって、109番はAfter War(『ガンダムX』劇中で用いられている年号)なんですよ、と。
非常にうまい考え方(ユーザーサイドからすると、「騙し方」)である。


これによって、どんな「ガンダム」でも、いままでのHGUCの枠を使って商品化することが出来るわけだ。 第二弾のゴッドガンダムは『Gガンダム』の劇中使用年号であるFC(Future Century)を使って HGFC110番、第三弾のZZガンダムは、今までどおりHGUC111番として リリースされるはずである。
同様に、ウイングガンダムは『ガンダムW』の年号、AC(After Colony)、 ∀ガンダムは『∀ガンダム』の年号(正暦)、CC(Correct Century) を使ってHGACHGCCとして、ナンバリングに含まれれたかたちで リリースされるものと思われる。
『ファーストガンダム』、『Zガンダム』、『逆襲のシャア』その他OVAと続くUniversal Century の世界では、ガンダム以外の敵モビルスーツにも人気の機体が多く、キット化を待ち望む声が大きい。
対して、『Gガンダム』、『ガンダムW』、『ガンダムX』などでは、「ガンダム」と名の付く機体以外のモビルスーツを 商品化することは、まず考えられない。(絶望的に需要が少なく利潤が望めない!)
そんななか、なんとか「おいしいガンダム」だけを商品化するために考え出された苦肉の策がHGAUCなのだと考える。 ただ、唯一うれしいのが敵モビルスーツの中で圧倒的な人気を誇るターンHG化が望めること。 それ以外、HGUCユーザーとしては、何のメリットもない。
【2010.03.06記】

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