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MSV MS-06R ザクⅡ MS-06R ZAKUⅡ

1983年 3月発売 500円

MSV MS-06R ザクⅡ 今ではとても考えられないことだが1981~82年のガンプラブームの当時は、行列して待たなければガンプラを 買うことができなかった。何が買えるかも入荷するまでわからず、人気の高いモビルスーツはあっという間に売り切れてしまう。 最後に残る値段も高く人気のないモビルアーマーや戦艦でさえ買えればラッキーな時代だった。
ついにはキット化するものがなくなってしまって、劇中に登場しない没メカ(アッグ、アッグガイ、ジュアッグ、ゾゴック) まで発売されることになる。 そうしているうちに、学校をさぼっての行列や行列中の事故などが社会問題となり、 いよいよブームも終わりかと思われた1983年、「もしモビルスーツが実在したら?」という仮定のもとに始まったのが、 MSV(モビルスーツバリエーション)シリーズであった。
その第一弾となったのが、MSVの代名詞とも言える、このMS-06R ザクⅡである。
伝説の模型誌「HOW TO BUILD GUNDAM」(ホビージャパン別冊・昨年2009年に復刻版が発売された)に掲載された小田雅弘 製作の1/100作例のプロポーションを再現した、それまでのガンプラとは一線を画するスーパーキットであった。
まず圧倒されるのが故石橋謙一によるボックスアート。天面に「機動戦士ガンダム」の名はなく、巨大なバックパックを 背負った後ろ向きのザクがドーンと描かれている。
MSV MS-06R ザクⅡ MSV MS-06R ザクⅡ 箱を開けるとそれまでの500円キットとは比べ物にならないほど細かく分割されたパーツに豪華な解説付き取説…。
MSV発売により、ガンプラはさらなる発展を遂げることになったのであった。

←ただいま製作中の作例シン・マツナガ機はコチラ

MSV MS-06R ザクⅡ ●これがザクだ! と誰もが納得したプロポーション。現在の目で見るとツライ部分もあるが、 当時このザクを手にした衝撃を覚えている人も多いはず。

MSV MS-06R ザクⅡ ●初めて平手が付いたのもこのキットから。ザクマシンガン、ヒートホークの形状もバッチリだ。

HMSV MS-06R ザクⅡ ●エースパイロットたちのエンブレムがうれしいデカール。当初発売されたものには、モノアイは付いていなかった。 隊長機を再現するアンテナはスタビライザーふうのものが付属。

MSV MS-06R ザクⅡ ●ランナー①(パーツ1~30)。

MSV MS-06R ザクⅡ ●ランナー③(パーツ64~83)。

MSV MS-06R ザクⅡ ●それまでのパッケージとは大きく印象の異なる白箱も新鮮だった。

MSV MS-06R ザクⅡ ●取説もそれまでの組立図から、豪華なものに。

MSV MS-06R ザクⅡ ●現在の公式設定の基とも言える機体解説。執筆はストリームベース・小田雅弘。

MSV MS-06R ザクⅡ ●同、後ろ姿。二個イチして最新の06Rを作った人も多いのでは?

MSV MS-06R ザクⅡ ●前から見ると一見ふつうのザク。それが後ろから見てみると…。リアルさの固まりのようなバックパックに 驚愕する!

MSV MS-06R ザクⅡ ●マシンガンのマガジン部分の裏は、ぜひフタをしよう。

HMSV MS-06R ザクⅡ ●それまでのキットとは比べ物にならないほど細かく分割されたパーツ。この内容でゲルググと同じ500円という価格も驚きであった。

MSV MS-06R ザクⅡ ●ランナー②(パーツ31~63)。

MSV MS-06R ザクⅡ ●写真は2010年再販のもの。発売当時のものには左側面のJANコードの部分にバリエーション機体である シン・マツナガ機が印刷されていた。

MSV MS-06R ザクⅡ ●メインの機体とカラーバリエーションが掲載されるのが定番。

MSV MS-06R ザクⅡ ●約20年後に発売されたHGUC 040 量産型ザク(右)との比較。

MSV MS-06R ザクⅡ ●通常のバックパックに比べて、いかに巨大かがわかる。


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