HGUC登場以前のキットや、これだけは押さえておきたいエポックメイキングなアイテムを紹介します。価格はすべて税抜き価格です
ガンプラ10周年を記念して発売されたHG(ハイグレード)モデル第1作。リニューアルキットの
第1作でもある。『機甲戦記ドラグナー』シリーズで
開発された「システムインジェクション21」という技術が導入されている。
「システムインジェクション」は今で言う「いろプラ」で、1枚のランナー内での多色成型を可能にした。
それをさらに進めた「システムインジェクション21」では、あるひとつのパーツを2~3色で成型してしまう。
(なお、パッケージの表記は「システムインジェクション」)
キットは、MSジョイントと呼ばれる骨格に外装パーツを装着する構成になっており、
新たに描き起こされた大河原邦男デザインが忠実に再現されている。
2001年3月にHGUC 021 ガンダムが発売されたタイミングで、
「システムインジェクション21」による金型磨耗が激しいとの理由で、ガンプラで公式に「絶版」がアナウンスされた
最初のキットになった。最終ショットのパッケージには「ラストシューティング」シールが貼られている。
●ランナー①・②・③(PS) ●MSジョイント2(ABS+PP) ●シール
●箱を開けると「HG」とともに「SYSTEM INJECTION」の文字が。
●ランナー①の裏側。各色がどのように周っているかが、よくわかる。
●新たな設定画はこのHGモデル用に、大河原邦男により新たに描き起こされた。
●左右の平手と武器用の右手、右握り手が付属。ビームサーベルは背中の2本のほかに、 発光状態のものが1本、シールド裏にも2本モールドされている。
●ガンプラ20周年の021 ガンダム(右)と ガンダム30周年の最新HG ガンダム(バージョン ジーサーティース)(左)との比較。
●「システムインジェクション21」で成型されているランナー①。
●最終ショットのランナー③には「LAST SHOT」の刻印がある。
●作例が載っているというのも新たな試み。だが、あまりにいじりすぎて製品版とは似ても似つかないプロポーションに。 モデル制作は新井智之。