キットの特徴やデータ、インプレッションなどを紹介します。価格は税抜き。写真はすべて仮組み状態です。
1/144スケールでの決定版とも言えるザクがついに登場。30年間待っていた甲斐があった。通常、ザクは人気機体のため
シリーズの最初のころに発売されることが多く、結果的にシリーズ後半の出来がいいキットと比べると、なんかショボくて
悲しいことが多かった。ところが、HGUCでは、シリーズ開始から3年を経ての登場のため、
それまで蓄積されてきた技術やノウハウが詰め込まれてのキット化となった。肩を引き出せるギミックや足首の二重関節など、
非常によく動く。それでいてプロポーションもよく、ザク特有の野暮ったさがよく出ている。
武器も豊富に付き、カトキハジメがこだわった握り手の質感も格段にアップしている。これで平手が付いたら文句のなかったところだ。
モノアイの黒いパーツはアンダーゲートのため回転させても切り口が目立たないという配慮もうれしい。
ガンダムともどもぜひ作って並べてほしいキットである。
●A(色プラ)・B・Cパーツ(PS) ●PC-123プラス(PE) ●シール
●ザク・マシンガン、ザク・バズーカともかなりいい出来。左右の握り手と武器用の握り手も左右付属。 ヒートホークを腰に装着するためのアタッチメントパーツも付いている。
●アンテナ先の不要部分は忘れずに切り取ろう。各所の動力パイプは軟質素材。鼻先の丸い部分よりもパイプがかなり 下にずれているのが多少気になる部分。ここはぜひ改良したい点である。